ロードバイクで東京から京都まで帰った話

みなさまブログではご無沙汰しております、NOBELです。

今日は、漫画家業を始めてから、衝動買いしたロードバイクの話をします。ちょっと長い記事になるので、ご了承くださいませ。

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まずは愛車の紹介を。(あざとい写真チョイスですみません、裏和田です。)

Bianchiのvia nirone7 のsora完成車をばらしてshimanoの105(5700)で組んでいます。ホイールはカンパのZONDAです。自転車に興味がないかたはなんじゃぁそりゃ、という感じでしょうか。いいんですよ、その方がいいんですよ。興味を持ち始めると軽自動車が買えるような自転車パーツや、普通自動車が買えるようなフレームが欲しくなりますからね。自転車はいいぞ〜〜〜〜!(ちなみに私の自転車では自動車は買えませんが原付は余裕で買えます)

もともとクロスバイクに結構のっていたんですが、ロードバイクは早いし楽しいしおすすめです、あと、漫画家の運動不足と引きこもりを一気に解消してくれます。あと、普段絶対にいかないような場所に出会える。みんな乗ろ???

さて、そろそろ本題に。

最近、星海社のツイ4さんで連載させていただいてる、妄想テレパシー(http://sai-zen-sen.jp/comics/twi4/moutele/)が、ひとまず単行本にできるくらいまでストックがたまったので、ちょっと単行本作業というおやすみ期間をいただいています。ってなわけで、

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せっかくのおやすみなので、前々からやってみたかった、東京〜京都の500km走破をやってみることにしました。無茶なこと言うわ〜(でも、バイクとか自転車とかハマっちゃうと、やりたくなるんですよ、超長距離ライドってやつ。)

じゃ、準備編から、いってみよ〜!


★準備編

何事も準備は大切です。自転車で長距離を走る際に気をつけたいのが、荷物とその重量です。備えあれば憂いなしとは言いますが、備えまくると荷物が多くなって、冗談じゃないくらい疲れます。憂いまくり。マジで。エンジンは自分の体なので、あまりいろいろ荷物を増やすと、負荷がすべて体にきてしまうのです…

・まずは着替えについて—基本の装備は、上下サイクリングウェア、帽子(これも専用のやつ。)、サングラス、ヘルメット、グローブ、靴下、靴、は常に身につけてます。

IMG_5766 (1)こういう格好。

あんまりその辺うろうろしたくない格好ですね……

今回は、5/9に東京を出発して、静岡(あたり)で1泊、名古屋(あたり)で1泊、5/11に京都着、という、200km-170km-130kmと、少しずつ走る距離を減らす計画にしていましたが、着替えは持って行きません。自転車に乗る服は、基本的に風の抵抗を減らすために、全身タイツのような格好なので、もう泊まるホテルの部屋着を着て、部屋で洗って干して寝ればいいでしょ、って思ってそうしました。風や、ちょっとした雨を防ぐウインドブレーカーは、折りたたんでポケットに入るものを。

・修理道具—絶対に必要なのはパンク修理道具です。山の中でパンクして、誰も助けてくれなかったらおしまいですからね。替えのチューブを1本と、タイヤレバー、co2ボンベ、携帯ポンプです。穴が空いたチューブは捨てて、次に見つけた自転車屋さんで新品を買いました。(1000円くらいなので)

・電化製品—携帯、カメラ、充電器、モバイルバッテリー、ライト、ライトの予備バッテリーですね、これは必須、ライトは、前に2本、後ろに2本で合計4本もちました、これは本当にあぶないので、持った方がいいなと思います。

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・化粧品—女だから…。それに、いつピナレロとかチネリとかスペシャに乗ったイケメンと出会うかわかんないじゃん??????まぁ出会わなかったけど?

・痛み止めとか絆創膏—足を痛めてしまったりしたら痛み止めがいります。無理して走れというわけではなく、どこか駅などにたどりつくための応急処置です。

・ジップロック—とにかく持ちましょう。すべての荷物をこれに小分けにして詰めましょう。雨が降ったら電化製品とか壊れますから。すべてジップロックに詰めましょう。NOBELのおすすめはIKEAのやつ、やすいし、大きさごとに色が違うし、サイズも豊富だし、やすいし。予備も何枚か入れておくといいです。

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・輪行袋とエンド金具—輪行袋というのは、自転車をばらして、電車などに積み込むための自転車専用の大きい袋のことです。エンド金具はその際に使う金具(いらないこともある)です。これは、もしも自分の体力が尽きて電車に乗ったりタクシーを拾ったときに必ず必要になります。時々ゴミ袋などを代用している人を見かけますが、ぶっちゃけ一般の方に迷惑ですし、あぶないし、汚いし、絶対やめてほしいです。基本的に自転車が袋から出てしまって、見えていたらだめですし、服とか体に当たったら汚れるし痛いし、嫌ですしね。

これらの荷物を、すべてサドルバッグという、自転車の座るところの下にくっつける小さいカバンに詰め込みます。私が使ったのは、オルトリーブのサドルバック(L)です。長距離走るときはこれ使ってる人がとても多い。

荷物については以上です。(笑)

そのほかにいるものは先に実家に送ってしまいました。

次は、走行ルート。

はっきり言いますと、私はルート引くのが苦手なので、ほとんど当日の気分で決めました。本当は事前にどこをどう走るか決めた方がいいです。今回は気分で決めたので、レポートと同時に紹介していきます。

まぁ、そんな感じで、基本的に気分と勢いだけで生きているので、旅行の計画もこんな感じなのです。ブログのコンテンツとしては最低ですね。もっとちゃんとして。


★1日目(東京都荻窪〜静岡県焼津)

さて、ついにやってきました5/9!!!出発です。

1週間前から毎日毎日天気予報とにらめっこ。雨雲レーダーを見まくってました。

まぁ、ず〜〜〜〜〜っと、3日間通して雨の予報やったけどね

でも、12日に京都帰るから、って、いろいろ予定いれちゃったし、装備も買っちゃったし、雨が降ってるから行かない、なんて理由で決行しなかったら、たぶん一生いろいろ理由つけてやらないような気もするし、ネタとしても美味しいし、やっとくことにした。

おうちは杉並区の荻窪なんですが、早朝2時に自宅を出発。まだ雨は降っていない。いいぞ…このまま晴れてろ…

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まずは環状8号線を南下して、瀬田から、二子玉、川崎、町田、横浜、平塚、小田原、と走ります。

走り出してしばらく、ここから川崎!というところで。

タイヤがパンク。いや、早すぎやろ。幸先悪いわ。

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深夜の3時に、国道沿いのコンビニの駐車場で一人シコシコとタイヤに空気を入れる全身タイツの女…それが私…タクシーの運ちゃんに不審者を見る目で見られる、辛い。ピナレロ乗りのイケメンが「大丈夫?」って言ってくれる時間でもない。

さて、パンク修理も20分ほどで終わり、基本的に小田原までは結構都会を走るので、コンビニなんかもちょこちょことあり、いい感じに道も綺麗で走りやすい感じです。このへんは普段もよく走ります。

小田原に着く手前で、空が明るくなってきました。

小田原で一旦休憩して、軽くサンドイッチを食べながら道の確認。

このまま国道1号を直進すれば、あの有名な天下の剣、箱根峠があります。

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ですが、今回は長距離500kmを走りきることが目的なので、山のぼりで体力や足の筋肉を消耗させて、途中でリタイアはしたくないので、海沿いに回って熱海から静岡入りしようと思います。

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それに私、ヒルクライム苦手なんですよ。遅いんです。サークルの人にも、平地で結構スピードが出せるのに山になると途端に遅くなるねと言われています。(関東ロード乗りの皆様、私は2016年5月現在、ヤビツ1時間3分で足付き無し、くらいのアレです、どうぞお見知り置きを)

だから、箱根なんか登るわけないじゃん(笑)

箱根なんか

「せっかく目の前に箱根があるのに登らないなんてもったいなくない?」

なんか変な声がしたので、左折しなきゃいけないのに直進してしまいました。

見えてきたのは小田急箱根湯本駅。

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「箱根ってかいてあるおかしいな」

でもそのまま直進。

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左右にはたくさんの温泉宿。泊まりてぇ〜〜〜〜〜!!

そして森へ。おっかしいな…めっちゃ山だわ…めっちゃ坂…めっちゃしんどい…あ、もうこれ以上軽いギアない…踏むしかねぇ…うわ…めっちゃきつい…坂すっごい…と、いいながらとにかくペダルを回す。もうこれ終わったらお家帰って寝たいな。

箱根峠は、神奈川県小田原側から18kmの登りが続く、いい感じにきつめの坂でござる。ちなみに、静岡県三島までの下りは20km。

そんなわけで国道1号最高地点へ。

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「登れた」

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少し下ると、箱根山の頂上の凹んだところにある湖、芦ノ湖が見えます。

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芦ノ湖も観光地で、そこにあるパン屋さんで朝ごはん。テラス席で足湯につかることができる。

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足湯で優雅にコーヒーをすすっていると、きました。

大雨です。

ぶっちゃけここまで晴れてたから、雨のこと忘れてました。やべぇ、行かなきゃ。

芦ノ湖からは、少しだけ登りがあります。これがまたきつい。そして、ちょっと登ったところが本当の箱根峠の頂上ということになっています。標高は低いくせに。

でも、大雨でカメラなんか出してる場合じゃないので写真はないです。

というか、ここからもう写真ないです。雨で。

そこから20kmの下り坂。少しでも気をぬくと、ただでさえ危ない下り坂、路面はビショビショで視界は悪く体も冷える。必死に無い集中力を引っ張り出して下ります。時速は4〜50km。

ちらりと視界にはいる車の助手席に乗っている人が、狂ったものを見るような目でこっちを見ているのがわかります。私だってそう思うよ。

そんなわけで、静岡県三島市内へ。

サイクルベースあさひ(全国チェーンの自転車屋さん)三島店が開店したところだったので、寄って、消費してしまったタイヤチューブを買い直し、タイヤの空気圧も少し調整。あさひの店員さんはみんなとっても優しいです。

三島市から、そのまま沼津市にはいるのですが、ここから国道1号は、バイパスになっていて、高速道路みたいになってしまい、自転車ではとても走りにくくなります。なので、八幡から県道380に入ります。

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これは箱根頂上〜沼津市。

このあと、このあと通った直線海沿いの道。

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しっかしまぁこの道、何にも無いしクソつまんなかったです、長いし。途中で体はビショビショだしつまんないしで寄り道したセブンイレブンで飲んだあさりの味噌汁は本当においしかった。

そして、吉原あたりからまた国道1号に合流。蒲原あたりは、1号のバイパスの下が雨よけになっていて、海も見えてよかったです。

近所のおじいちゃんが散歩コースにおいたであろう椅子で休憩。おじいちゃんとしばし歓談。ちょうど15時くらいだったので、妄想テレパシーが更新されるのを待ち、ツイッターで宣伝して、再出発。

休憩している時に、私の所属するサークルの静岡メンバーの2人が、「焼津に寄りなよ、ご飯食べよう」と誘ってくれたので、ちょっとルートからはずれますが焼津を通過することにしました。

ご飯を食べたあとに、掛川くらいまでいけるつもりだったんですが…

由比、興津、清水、草薙、静岡、安倍川…と、順調に大雨の中ペダルを回していました。

そして、用宗(もちむねと読むそうです)を過ぎたところで、国道150号、焼津に抜けるトンネルの前で悲劇が。

『そこの自転車引き返してくださ〜〜〜〜〜い、ここ自転車禁止ですよ〜〜〜〜〜引き返してくださ〜〜〜〜い』

どこから見てるんだか知らんが国道に響き渡る恥ずかしい放送。

しょんぼり用宗まで引き返し、県道416、用宗街道へ。

ここは大崩海岸というところで、断崖絶壁沿いの道にいくつかのトンネルをつけたような道(らしい)。

『ここから先土砂崩れのため通行止め』

は???????????????????

大崩海岸、ほんまに崩れとるんかい。

じゃあ焼津までどうやっていくの?

何kmも引き返して1号線までもどるの?無理wwwwww無理ww時間ないw詰みですwww

しょんぼりと2回目の引き返しをする私の目の前に輝く一つの看板

用宗駅である(もう2回見たけど)

いちおう駅員さんに確認して、焼津に抜けるルートは1号を通る超遠回りしかないということがわかる。でも、わたしには、あと30分で着きます^^と連絡し、一緒に晩御飯を食べる予定の方が2人。

私に残された選択肢は1つ

輪行である

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なんたる屈辱。人生でこんなにも屈辱的な気分で電車に乗ったことがあったろうか。

自転車をばらして輪行袋に詰めるのに10分。

JR東海道線、用宗駅から焼津駅までの乗車時間、6分。(1駅)

周りの目線がとても痛い。

「あの子ずぶ濡れだし、自転車持ってるし、自転車乗る格好してるけど、なんで用宗から乗ってきたんだろう、足いためちゃったのかな?雨がひどすぎてあきらめたのかな?っていうかもう降りるの!?焼津も用宗もなんの乗換駅でもないしローカル駅だし1駅くらい自転車でいけばよくね!?」

という心の声が聞こえる。悲しい。屈辱。屈辱的すぎる。

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完全に心が折れてしまったし、もう一回あと30kmのために自転車組むのも癪だったので、1日目の宿は焼津駅前のビジネスホテルに即決定。とりあえず部屋で風呂入って、サークルの方が車で迎えに来てくれたので、おすすめの飲み屋で一杯、生の桜海老の刺身がうまいうまい、そんな感じで1日目が終了。

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ちょうど200km走りました。つかれたぜ。


★2日目(静岡県焼津〜名古屋)

いやぁ〜〜〜〜〜晴れました。

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私の悲しみと気合と努力と友情と勝利と屈辱と愛と勇気と性欲と食欲と睡眠欲が雨雲を吹き飛ばしました!

いいですね〜〜〜この調子で名古屋までぶっとばすぜ!!!

と、思ってたんですが、

「筋肉痛つれぇ〜〜〜」ということであんまりスピードが出ないわたくし。

焼津からは、JR東海道線に沿って、西焼津、藤枝、そこからは県道381沿いに島田へ。

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島田から、大井川を超えて、掛川に抜けるのもそのまま381を通ったのですが、島田〜掛川の381、ちょうどいいヒルクラ(登り)ポイントでした。

距離もたぶん3〜4キロで、坂もゆるくもなくきつくもなく、なによりも景色がすごくよかったです。写真とってないけど。

そこから1号線沿いに走り、天竜川を渡ります。

目指すは浜松、市内は抜けて、県道62号を直進。

弁天島を観光します。弁天島は、浜名湖の切れ目にあるいい感じに田舎の島。いいとこですよ。

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そして、東海道線沿いに再び走り、愛知県に入ります。

静岡マジで横に長過ぎ、いいけどさ

静岡県は、本当に川がものすっっっっっっごく綺麗でした。

海沿いを走ったのでたくさん川を見ましたが、下流で、しかも前日雨が降っていたのに、小さな川から大きな川まで、ぜ〜〜〜んぶ綺麗なエメラルドグリーン。こういうのって、自転車や徒歩で下道を走らないとわからない発見かもしれませんね。

愛知県では、まず友人に会うために豊橋市のコメダコーヒーを目指します。

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15時30分集合にしたのですが、まぁ見事に15時30分に同時に駐車場に着くという奇跡がおきました。

そこでしばらくおしゃべり。Tシャツをもらったんですが、荷物が増えるので、超ぶっちゃけ「邪魔になるぞ」と思ったんですが、サドルバックに押し込んだ結果入ったので、全然OKです。ありがとう!笑

単行本にサインをさせてもらったりして楽しかったです。

そして、21時30分には名古屋に着きたかったのですが、豊橋から名古屋って意外と70kmくらいあります。

ただでさえ筋肉痛でヘロヘロ運転だったので、名古屋に21時30分につけるかどうかとっても怪しい。

そして出ました。

大雨です。

くそぉ…ちくしょう…なんてこった…。

しかし、こういうとき、いつもなんですが、

変な脳汁(アドレナリンといいます)がでます。

漫画の締め切り前とかね。

唐突に感じなくなる筋肉痛、さっきまで今日は絶対無理だと感じでいた時速30kmOVER巡行がびっくりするくらい余裕で上り坂もダンシングでガンガンはしる私。大雨で全身ビショビショなので止まると体が冷えるし周りは暗いという恐怖の中、一刻もはやく名古屋に行ってしまいたいという思いだけを胸に全力疾走した結果、休憩なしのノンストップで70kmを3時間半で走破。アドレナリンってきもい。

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名古屋のホテルで汗を流して、アマチュア漫画描き時代から私の漫画を読んでくれていてもはや友人のような感じになってしまったお兄さんと晩御飯を食べました、単行本にサインをさせてもらってしまった、今日はいい日だ〜〜!

そしてホテルに戻ってがっつり風呂に入ってふと自分の腕を見た

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ぎええええええええええええええ〜〜〜〜〜〜〜

は?え?なんで?は?むり

ロードバイク界ではたぶん相当有名なブログ『しおいんですけど』のへるはうんどさんに、Twitterで、「おいしそうなサツマイモだなと思いました」と言われる始末。5月の紫外線なめてた。

そんなわけで2日目も終わり。走行距離は173km。

明日は最終日。京都まで頑張るぞ…でも実は明日が、1番坂が多い…。


★3日目(名古屋〜京都)

ロードバイクで東京〜京都チャレンジ、三日目である。

2日分の筋肉疲労を溜め込んだ足は、完全に「もうそこの名古屋駅から新幹線のろうや」と誘惑してくる。うるさい。

雨は幸い小雨。そしてすぐにくもりへ。ありがてぇ…

今日は走る距離も130kmと少なく、朝10時に出発。

名古屋から、三重県に向かってそのまま西に向かって突き進む。

県道125号の行き先は、愛知県が誇る超でかい川「木曽川」愛知県と岐阜県を分かつ「長良川」、そして、岐阜県と三重県を分かつ「揖斐(いび)川」が3つ並ぶすげえ場所があって、一瞬だけ岐阜に入ってすぐに三重に入る。

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そして見えてくるのは、そう

鈴鹿山脈

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画像でいうとピンクで囲ったところを通ります。

目の前が、右から左、ぜ〜〜〜〜〜〜んぶ山〜〜〜〜!!フゥ〜!!くそ!!

鈴鹿山脈にはいくつかのルートがあって、今回は(次回があるつもりなのか?)石榑峠を通るこのルートを使い、滋賀県の近江八幡のほうに下ります。

鈴鹿山脈は、三重県側は崖のような短い急坂、滋賀県側はゆるく長い坂になっています。つまり、急な坂を登れということだ。嫌だ。

しかし、嫌だ嫌だとも言っていられない。

揖斐川を越えて、多度へ。小さめの山を1つ越えて、県道5号沿いにいなべ市へ。いなべ警察署前から国道421に入り、始まる鈴鹿峠。

ここで悲劇は起きた。

なにかがチェーンに噛み、変な音がしてペダルが固まる。

転倒寸前でビンディング(ペダルと靴が固定できる専用シューズ)を外し、チェーンを一旦落としてカラカラ回すものの、なんともない。

なんだったんだろう?と登坂を開始する。が。

カチャン

「ん?なんや今の音」

…カチャン

「ペダルが…重い…」

…カチャン

「…これ…もしかして」

…カチャン

「勝手にギアが上がってる…?」

まさかな、って思って確認したら、

「あ、あぁ〜さっきより4段もギアがあがってる〜〜★」

そう。メカトラ、しかも原因不明。

峠では基本的に弱虫ペ⚫︎ルの真波くんでもなければ、ギアを軽くして登るものである、が、私の自転車は、なにも触っていないのに自動的にギアを重くするという謎のトラブルに見舞われたのだ。

鈴鹿で。(本当に勘弁してほしい)

でも、もうこんな山の中で治す技術も道具もなく、ここであきらめる潔さもなく、

ギアが上がる音がするたびにギアを下げるという嫌な作業をしながら鈴鹿の急坂を登る私。もうHPなんかゼロよ、いいえマイナスよ。

実質の急坂はたぶん5kmくらいかな??でも、急。あと、さすがに400kmはしってきた体にはキッツイ。あとギアが勝手に重くなるし。

そして、この石榑峠の面白いのが、急坂を登りきった先にある、約4.1キロの超長い石榑トンネル。クッソ長い。でもこのトンネルを抜けた先が、この峠の最高地点なのだ。

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トンネルの中はこんな感じ。

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「やったぁ〜〜〜!!!!!!!!!!平坦じゃん!!!!!!平坦フゥ〜〜!!」

と、いうのがトンネルの恐ろしいところ。平坦に見えてこのトンネル、普通に登りである。地味に4kmかけて喰われていく体力。あとギアが勝手に重くなるし。

そしてトンネルを抜けた先。

大雨である。

ただ、ここは滋賀県の雨雲がいつまでも溜まっているポイントなので、仕方ないといえば仕方ないのだが…まぁ…その…寒い。あとギアが勝手に重くなるし。(下りだからいいけど)

本当に寒い。ビショビショ。そして下り坂。ほんとさむい。

さっさとくだって、滋賀県へ。

琵琶湖の南湖方面へ、近江八幡市から守山市の方面へ。地味に面白いものがなにもなくてつかれる。あとギアが勝手に重くなるし。

そして、南湖の端、近江大橋を渡る。

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ここで、通り過ぎる車の中から、少年が顔を出し、「おねーちゃんがんばれ〜」と言ってくれる。京都までもうちょっとなのでショタコンの気がなくもない私の脳みそが、なんの遠慮もなくアドレナリンをものすごい勢いで出し始める。あとギアが勝手に重くなるし。

浜大津まで北上し、百人一首はハゲの蝉丸の歌で有名な「逢坂の関」を超える。もうアドレナリンが出まくっているので、クソ重いギアでガンガン登り切る。っていうかギアが勝手に重くなるし。

そして、逢坂を超えて、下るとそこは…

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「ただいま〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!ただいま京都市〜〜〜!!!!!!!いぃいいいぃぃいぃぃぃぃぃいぃゃっっほおおおぉぉおぉぉぉぉぉおぉぅ!!!!!!!!!!!!!」

マジでちょっと叫んだ。「京都〜!」って叫んだ。控えた。

そして、山科区内を国道1号に沿って、五条堀川方面へ。

ラストの1発の急坂を登り、トンネルを抜け。

実家へ。

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やりきってしまったのであった。

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総走行距離、506kmの旅でした。

本当に疲れました。あと最後ギアが勝手に重くなるし。

でも本当にたのしかったので、またやりたいです。


★おまけ

面白いくらいに急に三重県からコンビニの店員さんの言葉が関西弁になる

ではではまた。

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